特定保健指導の実施は、担当者の負担が大きく、よく以下のような声が聞かれます。
特定保健指導を効率よく行うポイントは以下のとおりです。
1. 初回面接時の行動目標・行動計画をスムーズに作成できること
初回面接では1人あたり20分(グループ面接の場合は8名以下で80分)以上と決められています。この面接の中で、対象者に生活習慣の改善の必要性を認識させ、実践可能な行動目標・行動計画を立てなければなりません。
運動メニューや食事に基づく行動計画を決め、それぞれの行動から算出され
るカロリーをリスト化したりすることで、対象者と一緒に達成可能な行動目標を考え、対象者が自分で実践内容を選択できるようにすることが、限られた面接時間内で行動目標・行動計画を効率的に作成するためのポイントです。
2. 1人でより多くの対象者を担当できるようにすること
積極的支援の場合、3~6ヶ月の間、継続的に対象者に対して目標の進捗や達成状況を確認し、指導をしていかなければなりません。
毎日、対象者に対してアプローチを行うとなると、1人で担当できる対象者の数は限られてきます。
1人でより多くの対象者を担当するためには、まず無理や無駄のない支援スケジュールを立て、時間を有効に活用できるようにすることです。
また、対象者から報告を受ける手段やルールを整備したり、FAXやメールなどでの連絡をフォーマット化したりと、日常のアプローチを簡略化するための体制づくりを行うことも大変重要になってきます。
3. 事務作業を軽減すること
保健指導が大変と言われているのは、面接や支援だけでなく、その事務処理の煩雑さにもあります。
初回面接時に設定した行動目標や行動計画は各対象者ごとに管理しながら、日常の支援ごとに支援ポイントを計算、評価を実施し、最終的には実施報告書にまとめなければなりません。
日ごろから細かに支援内容をメモしたり、メールの管理を工夫したりして地道に対応するだけでなく、XML形式のファイル提出に対応するためにも、システムを導入して文書作成を自動化するなどの対応が必要です。